• 2015/7/7

リクルートグループのビジネスを進化させる❝ITプロフェッショナル集団❞に。リクルートテクノロジーズさんの組織変革とは!?

企業訪問特集
リクルートグループのビジネスを進化させる❝ITプロフェッショナル集団❞に。リクルートテクノロジーズさんの組織変革とは!?
LINEで送る
Pocket

リクルートグループのビジネスを進化させる❝ITプロフェッショナル集団❞に。リクルートテクノロジーズさんの組織変革とは!?

 

くまみです。

今回は、ITのプロフェッショナル集団、リクルートテクノロジーズさんを取材します!

 

リクルートテクノロジーズさんでは、大きな組織改革を経て強い組織を作ってきたとのことですが、なぜ組織改革が必要だったのか、その後、どのような組織に変化したのか…真相に迫りたいと思います!

 

リクルートテクノロジーズ執行役員、兼、リクルートホールディングス IT戦略室 室長 山村 大さんにお話をお伺い致します。

yamamura2

リクルートテクノロジーズさんの事業内容を教えて下さい。

リクルートグループが提供する各種サービス(ゼクシィやタウンワークなど)を、IT技術・IT戦略の側面から支える専門機能会社です。

リクルートのサービスに寄せられるニーズや今後の進化を実現していくための、戦略立案やシステム開発、ネットマーケティング基盤の開拓・実装を行っています。

具体的に何をやっているかというと、我々は、リクルートグループの横断機能会社という位置づけなので、関わっているビジネス領域も社内のメンバーの専門スキルも実に多岐に渡ります。

リクルート自体は、人材ビジネスをやっているところもあれば、結婚ビジネス、旅行ビジネスをやっているところもあり、それ以外にも幅広い分野に渡ってサービスを提供しています。それを横断で見ているということは、相当数の利用者数がいるサイトを何十個も運営しているということになるんですよね。1つのビジネスの中でもシステム環境は複数存在しますし、それらを開発するために使われているプログラミング言語も違ってきます。さらにそれがビジネスごとにあるということで、エンジニアにとっては、挑戦できるビジネスやシステムの領域と環境が複数用意されていると言えます。

サービスの置かれたステージも違っていまして、事業がスタートしたばかりのものから、成長フェーズのもの、成熟しているもの等様々です。それは全てビジネスのやり方も違いますし、開発手法もアジャイルでやるようなものからリーンでやるものまで、幅広く混在しています。

 

我々には、IT・ネットマーケティングの力で各ビジネスをNo.1に導くという使命があります。そのためには、新しい技術の研究や手法へのチャレンジも意識的に行っています。

yamamura1

リクルートグループにおけるIT専門部隊とのことですが、山村さんが異動されてくる前までは少し違ったんですよね?

以前、どういう状態だったかというと、事業ごとにIT部隊を組織化していたので、各事業からの様々な相談や依頼をそのチームごとに限られた人数で受け、「1人が広く浅く対応」せざるを得ない状況でした。また、足りない知識や労力を、外部パートナー企業の方に依存することも多く、専門性という観点では非常に弱い集団でした。

 

しかし世の中の動きとしてはテクノロジーが加速的に進化していく時代。リクルートは、紙メディアとして起業しましたが、その後、WEBの会社に変わっていき、WEBメディアとしてもある程度の知名度とユーザー数があるサービスを数多く作ってきました。

そこからさらに技術がものすごいスピードで進化していくというときに、メディアがどうしたいかという目線で作るのではなく、カスタマーがどう使いたいのかという発想で作り、サービスを動かしていかないとそもそもメディア自体が支持されない。小学生や中学生ですら、スマホのアプリが作れる時代に、何が競争力になっていくかというと、支持され続けるメディアだったりサイトだったりをいかに作り続けられるかということなんだと思うんですよね。

ちゃんと意思を持って変わっていかないと、先ほど申し上げたように誰でもサービスが作れる参入障壁がすごく低い時代の中で、恐らく勝ち残っていけないだろうと。そうした危機意識のなかで、組織のケーパビリティ、発揮できる能力や価値を変えていかなければならないと、組織改革の必要性を感じました。

 

リクルートテクノロジーズに異動してきたばかりのころ、今一緒に役員をやっている者と、組織改革をするかしないか、もし、今の組織のままでいいとするならば存在意義がなくなり解散した方がいいのではないか、という話をして、「ここは勝負をしにいこう」ということでスタートしました。

 

“組織改革”について詳しく教えていただけますか?

簡単に言うと、事業部毎にIT部隊を置いていた「ヨコ割り組織」を、専門領域毎の「タテ割り組織」への変革です。

組織全体の構造はもちろんのこと、各機能グループにおける評価基準や目標設定の変更、マネージャーやメンバーの入れ替えも発生しました。スペシャリスト人材の中途採用も積極的に行う一方で、20代の若手であっても、意欲があり専門領域があるメンバーを積極的にマネージャーへと抜擢していきました。

 

社内からの反発はなかったですか?

新しいことをすると反発ってあり得ることだと思うので、あったとは思います。ただ、社内の調整や合意形成で苦労したというよりは、推進をしようとしたときに牽引できるミドルマネジメント層が圧倒的に足りなかったところがどちらかというと大変でした。

物事を変えようとしたときに、管理職といわれるミドルマネジメント人材が目標に対してまず一枚岩でないと進まないと思うんですよね。

専門領域別の極めて尖った優秀な人材たちを集めて、育成し、結果を出す。ですが、立ち上がったばかりで、「尖った人材」の発掘から始めないといけない。そういうときに、「誰を尖らすのか」を考えられるマネージャーを配置し、そして育てていくことが1番大変でしたね。

yamamura3

組織を強くすると同時に、社員が働きやすい環境を整えていったということですが、秘訣を教えて下さい。

経営情報や戦略情報をメンバーの隅々まで、基本的には開示をするというのが会社としての考え方です。

だから、何を考え、どういう意思決定をしたからこうなったんだということを全員に理解してもらうということを徹底的に意識しています。

まず、この業務、この仕事にメンバーが向き合おうとしたときに、「なぜ、自分がやるのか」という目的と意義に対してのコミットメントを高めたいんですよね。

どんなことを考えて、なぜ変えるのか。変えた後の世界はこうなるんだ、ということを伝え、時には一緒に考える。そういうことは継続的にやり続けることが大事で、最初は月次とかで部のメンバーを集めて話し、慣れてきたら3ヶ月に1度、必ず考えていること、やりたいことをちゃんとメッセージとして発信し続けるということを欠かさずやっています。

 

あとは、そうは言っても日々の業務で疲れてしまうので、イベントなどのリフレッシュする企画は派手にやる。若干乱暴ですが、「遊びができないやつは仕事もできない」と発破をかけ、息抜きは派手にしています。

メンバーもすごく忙しいと思うのですが、息抜きの瞬間は「業務のことは忘れて思いっきり楽しもう」と言っています。仕事だけ一生懸命やっていても楽しくなくて、仕事以外のところも楽しくないと、「この会社でよかった」「一緒に仕事ができて楽しい」とは思えないと思うんですよね。

仕事でなかなか成果が出せないという人は、せめて遊びだけでもムードだけでも楽しくしてもらったらいいと思っています。元気に振る舞う、楽しく騒ぐといったことは、キャリアの長さや経験に関係なく、すぐにでもできますよね。実際に、自分が新人のころは「まずはそこで勝とう」と思っていました。

なので、今、オフィス環境が注目を浴びて、素晴らしいクリエイティブオフィスを持っている会社もたくさんあると思いますが、我々が大事にしているのは、どういうムード、場の雰囲気を作れるかというところなんですよね。

おしゃれなカフェのような場所で働きたいという気持ちもあると思うのですが、そこにいる人が楽しくないと、その空間は楽しくないじゃないですか。なので、ベースはムードや風土で、その場の空気が大事なんだと思っています。その先にちゃんとしたクリエイティブオフィスがあって、エンジニアが何かやりたいときにちゃんと使えるインフラが整備されていて、楽しく仕事ができる環境になっているということだと思うんですよね。

 

将来の目標を教えて下さい。

会社としては「IT・ネットマーケティング領域においてトップレベルの専門スキルを持った人材が育ち、集い、楽しんでいる」とビジョンに掲げている通り、世界トップレベルのマーケッターやエンジニアがその場を楽しみイキイキと働いていて、それがリクルートグループの成長を支えているという状態にしたいと考えています。僕はもう少し先を目指していて、トップレベルの人材が楽しく働いた結果、世の中の人々の生活が変わる、日本の負が解消されるといったように、クライアントさんや使っていただくユーザーさん、カスタマーの生活、価値観が変わっていくということまで、意識をして狙っていきたいと思います。リクルートグループの成長は、ビジネスである以上勝ち続けなければならないので当然やりますが、それに加えて、世の中をびっくりさせるような仕事をどれだけできるのかに挑戦したいと考えています。

MTG

DIYで完成したリフレッシュスペース

 

社内の雰囲気を教えて下さい。

リクルートのユニークネスを持ちつつも、プロのエンジニアが互いに刺激し合い、面白いことを見つけながら仕事そのものを楽しんでいる状況です。

案件が佳境でなかなか大変な時期にあっても、フロアからは励まし合いの声や笑い声が聞こえるなど、チャレンジすることそのものを楽しむ雰囲気が出来上がっていると感じます。

新しいアイディアややってみたいテーマが見つかれば、すぐにマネージャーやエグゼクティブに直に訴え、実現のための支援をもらえるところも大きな特徴です。

僕自身は、ほとんど会議で自席にはいないのですが、会議と会議の間に時間ができると、フロア内をずっとウロウロ散歩しています。なるべく現場とコミュニケーションは取りたいと思っていますし、気軽に話し掛けてくれたらいいなという想いですね。

 

変わった社内制度や特徴的なイベントはありますか?

大幅な組織改革を実施したにも関わらず、退職率は約2%と非常に少なくなっています。

その裏には、社員を大切にする風土があるからだと考えます。

例えば、中途入社後のサポート制度が特徴的かと思うのですが、入社後に配属部署内外のメンバーに話を聞いて回るスタンプラリー、懇親ランチ会、組織説明会があるだけでなく、入社直後の中途メンバーが持つ疑問や課題を解消する役割を担うコミュニケーションパートナーと言われるメンバーがいます。

 

半期ごとに実施している「カンファレンス」というナレッジシェアの場も変わったイベントでして、400名を超える社員を一同に集め、社外講演などで活躍中の社員による講演、ゲストスピーカーによる講演を実施しています。
社外講演で活躍するメンバーから刺激を受けることと、ゲストスピーカーから世の中の動向やちょっと先のワクワクする技術についてインプットすることによって、日ごろの業務に活かすヒントを見つけてもらうのが目的ですね。

 

 

リクルートテクノロジーズさんを取材して。

 

新しいことをするのはとても大変ですが、山村さんの強い想いとリーダーシップ、社員さんを大切にする気持ちが大きな変革に結びついたのだと感じました。

ITのプロフェッショナル集団ということで、クールなイメージがありましたが、社内はとても活気があり、和やかで皆さんが楽しそうに仕事をしていました!

 

リクルートテクノロジーズさんが気になる方はコチラ

 

リクルートテクノロジーズさんのように、新たな挑戦がしたい方はコチラ!

しろくまバナー(最新)

LINEで送る
Pocket